品川区の土地・狭小地の売却ガイド|不燃化特区の助成と調べる順番
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品川区で、相続した古い家のある土地や、小さな土地を売りたい。そのとき「家を壊してから売るべきか」「壊す費用に区の助成は使えるか」と迷っている方もいるでしょう。
品川区には、古い木造住宅が集まる地域で、建物を壊したり建て替えたりする費用を支える「不燃化特区」の事業があります。この記事では、区の公式ページで確かめた内容を、売る前に調べる順番に並べました。
結論
品川区で古い家のある土地を売る前は、自分の土地が不燃化特区の8地区に入っているかを、最初に区の窓口で確かめるのが近道です。入っていれば、木造の除却(建物を壊すこと)に助成が出る場合があります。
助成の金額や条件は変わります。申請する時点の内容を、区の窓口で確認してください。
品川区で土地を売るとき、先に確かめること
品川区の古家付きの土地を売る前は、「不燃化特区に入るか」「前の道路の幅と種類」「古い家の扱い」の3つを、この順に確かめます。不燃化特区に入っているかどうかで、家を壊す費用の考え方が変わるためです。
不燃化特区の仕組みそのものは、木密地域・不燃化特区の土地を売るときのポイントにまとめています。ほかの区の助成と並べて見たいときは、東京23区の解体助成金のまとめが役に立ちます。
品川区で古家付きの土地を売る前の確認の順番
- 不燃化特区の対象か区の木密整備推進課に、地番を伝えて聞く
- 前の道路の幅と種類建て替えの条件に響くので、売る前に調べておく
- 古い家を壊すか残すか壊す前に、助成が使えるかを窓口で確かめる
- 売り方を比べる仲介・買取・隣地への売却を、手取りで並べる
品川区の土地の相場を調べる方法
相場の数字は、この記事には書きません。場所や道路の条件で大きく変わるため、ご自分の土地に近い取引を5件ほど並べるのが確実だからです。国土交通省の「不動産情報ライブラリ」なら、10分ほどでできます。
自分の土地の相場を出す4ステップ
- 不動産情報ライブラリを開く国土交通省のサイト。「不動産価格(取引価格・成約価格)情報」を選ぶ
- 条件を絞る種類は「宅地(土地)」、地域は「東京都 品川区」
- 面積で絞り込む自分の土地に近い面積だけを見る。広い土地が混ざると、㎡単価がずれる
- 近い地区で5件ほど並べる㎡単価を出して、真ん中あたりの値を自分の土地の面積に掛ける
見るときは、1点の数字ではなく「㎡あたり◯万〜◯万」と幅でつかみます。細い道に面していたり、旗竿地だったりすると、その幅の下のほうになることがあります。詳しい手順は、土地の値段・相場の調べ方で説明しています。
品川区の不燃化特区:対象の8地区
不燃化特区は、火事に弱い古い木造住宅が集まる地域で、建物の建替えや除却を助成する事業です。区のページ(2026年10月14日確認)に載っている対象は、次の8地区です。
| 地区 |
|---|
| 東中延一・二丁目、中延二・三丁目及び西中延三丁目地区 |
| 補助29号線沿道地区 |
| 豊町四・五・六丁目、二葉三・四丁目及び西大井六丁目地区 |
| 旗の台四丁目・中延五丁目地区 |
| 戸越二・四・五・六丁目地区 |
| 西品川一・二・三丁目地区 |
| 大井五・七丁目、西大井二・三・四丁目地区 |
| 大井二丁目地区 |
出典:品川区「不燃化特区支援事業」https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-toshiseibi/kankyo-toshiseibi-shien/hpg000028430.html(2026年10月14日確認)。
町名が重なっていても、丁目の一部だけが対象になる場合があります。町名だけで決めず、番地を伝えて区に聞くのが確実です。窓口は、品川区の木密整備推進課 木密整備担当です。
事業期間は、区のページでは平成25年度から令和12年度まで(令和13年3月31日まで)とされています。延長や変更があるかもしれないので、申請の前に区で確かめてください。
こと
火事が燃え広がりやすい古い木造住宅の密集地域で、東京都と区が建物の建替えや除却を後押しする制度です。対象の地区に入っている土地だけが、助成の対象になります。
古い木造の家を壊す費用への助成
不燃化特区の中で、老朽化した木造建築物を壊すときは、延床面積1㎡あたり最大36,000円、上限1,800万円の除却助成があります(2026年10月14日時点)。区のページには、令和8年7月1日から除却費を増額したことも書かれています。ただ、ページには増額前の金額がなく、この36,000円が増額後の単価かは書き方から言い切れません。申請の前に、窓口で今の単価を聞いてください。
区のページには、延床面積ごとの試算や実際の支給例は載っていません。そのため、この記事では「自分の家ならいくら」という計算は書きません。実際に出る額は、工事の費用や建物の条件で変わります。窓口で、ご自分の建物の延床面積を伝えて聞くのが確実です。
| 項目 | 内容(2026年10月14日時点) |
|---|---|
| 対象 | 不燃化特区内の老朽建築物(木造) |
| 助成額 | 延床面積1㎡あたり最大36,000円、上限1,800万円 |
| 増額 | 令和8年7月1日から、除却費を増額 |
| 窓口 | 品川区 木密整備推進課 木密整備担当 |
出典:品川区「不燃化特区支援事業」(上記のURL、2026年10月14日確認)。対象となる建物の年代や、申請できる人の条件は、この記事では扱いません。区の窓口で確かめてください。
ここに
区のページに、補助金の申請期限は書かれていませんでした。受付がいつまで続くかは分かりません。家を壊す前に、助成の対象か、申請の順番はどうなるかを窓口で聞いてください。壊したあとでは、使えなくなることがあります。
壊すか残すかの判断そのものは、古家付き土地の売却と解体するかの判断基準で整理しています。
敷地統合の加算:上限200万円
区のページには、除却助成とは別に「敷地統合に対する支援」の加算助成があります。未接道敷地や狭小敷地を道路に接した土地とまとめるときの、測量費・登記費・仲介手数料が対象で、助成限度額は200万円と書かれています(2026年10月14日時点)。
要件は、2つ載っています。
- 未接道敷地や狭小敷地の老朽建築物を、敷地統合によって耐火・準耐火建築物に建て替えること
- 相続または贈与による未接道敷地等の取得でないこと
こと
家を建てる土地は、道路に2m以上接していないといけない決まり(接道義務)があります。この条件を満たさない土地(道路に接していない、または接する幅が2m未満の土地)を、未接道敷地と呼びます。
2つ目の要件は、相続した土地の方に関わります。相続で取得した未接道の土地が、この加算に当てはまるかどうかは、この記事では判断できません。窓口で、土地の状況を伝えて聞いてください。接道の基本は、接道義務と、道路に2m接していない土地の売り方で説明しています。
更地や建替え後の固定資産税・都市計画税の減免
不燃化特区には、土地や新築した建物にかかる固定資産税・都市計画税の減免も、区のページに載っています。ここは申請の時期が決まっているので、売る時期とずらさないよう気をつけます。
| 場合 | 申請の時期(区のページより) |
|---|---|
| 更地にした場合 | 毎年1月の最初の開庁日から6月30日まで |
| 住宅に建て替えた場合 | 新築した年の翌々年の2月末日まで |
出典:品川区「不燃化特区支援事業」(2026年10月14日確認)。減免される割合や期間、対象になる条件は、この記事では扱いません。区のページでは、詳細は品川都税事務所の固定資産税班に問い合わせるよう案内されています。申請する時点の内容を、そちらで確認してください。
更地の減免は、毎年の申請期間が決まっています。家を壊して更地にした年に、期間に間に合うかを確かめましょう。固定資産税は、毎年1月1日の時点で土地を持っている人にかかります。年の途中で売っても、その年の分の負担者は変わりません。更地にする時期の考え方は、解体と売却の時期で変わる固定資産税で説明しています。
古家を
- 自分の土地が、不燃化特区の8地区に入っているか(番地を伝えて確認)
- 除却助成の申請は、壊す前にするのか、壊したあとでよいのか
- 固定資産税・都市計画税の減免の申請時期に間に合うか
- 壊す場合と壊さない場合で、手取りを並べて比べたか
品川区の土地、売り方の比べ方
売り方は、仲介・業者の買取・隣の家への売却の3つが基本です。どれが向くかは、土地の条件で変わります。助成を使って更地にしてから売る方法と、古家付きのまま売る方法も、並べて比べます。
品川区の土地、3つの売り方(向き不向きは土地による)
仲介で売る
- 価格を高めに出せることがある
- 買主が見つかるまで時間がかかることがある
業者の買取
- 早く現金化しやすい
- 価格は仲介より下がりやすい
隣の家に売る
- 小さな土地でも価値が出やすい
- 相手の意向で進み方が変わる
建売業者が土地を買うときの見方は、建売業者に土地を売るときの考え方で解説しています。前の道が4mに満たない場合は、道の幅が足りないときに下がる分も確かめてください。
隣の区の事例では、世田谷区の土地を売る前に確かめることや、杉並区の土地・狭小地の売却ガイド、解体助成を売る人が使えるかを調べた例として目黒区の土地の売却ガイドも参考になります。相続した土地なら、相続した土地を売る流れと税金から読むと、手続きの順番が分かります。
品川区の土地が不燃化特区に入っているか、助成を使う前に何を聞けばいいか分からない場合は、手順を一緒に整理します。
どこに聞くか:区の担当課
不燃化特区の助成や減免は、品川区の木密整備推進課 木密整備担当が窓口です。聞く前に、地番(登記簿上の土地の番号)と、土地や建物の場所が分かる地図を手元に置いておくと、話が早く進みます。
| 聞きたいこと | 窓口 |
|---|---|
| 不燃化特区の対象か、除却助成・敷地統合の加算 | 木密整備推進課 木密整備担当 |
| 固定資産税・都市計画税の減免の申請 | 品川都税事務所 固定資産税班(区のページの案内) |
担当課の名前や電話番号は変わることがあります。ここには電話番号を書かないので、区の公式サイトで最新のものを確かめてください。
品川区の土地がいくらくらいで売れそうか、まずは複数の会社の査定額を並べてみると、相場の幅がつかめます。古家を壊した場合と、そのまま売る場合の両方で見てもらう手もあります。
よくある質問
Q. 品川区の不燃化特区に入っていれば、必ず助成が出ますか?
必ず出るとは言えません。区のページでは、対象は不燃化特区内の老朽建築物(木造)などです。金額や条件は変わるため、申請する時点の内容を、区の木密整備推進課で確認してください。
Q. 古い木造の家を壊す助成は、いくらまで出ますか?
区のページ(2026年10月14日時点)では、延床面積1㎡あたり最大36,000円、上限1,800万円です。実際の額は工事の費用などで変わります。申請の前に、窓口で目安を聞いておくと安心です。
Q. 相続した未接道の土地でも、敷地統合の加算は使えますか?
区のページの要件に、「相続または贈与による未接道敷地等の取得でないこと」があります。当てはまるかは、土地の状況によります。この記事では判断できないので、窓口で聞いてください。
Q. 更地にしたら、固定資産税の減免は自動で受けられますか?
自動とは書かれていません。区のページでは、更地の場合の申請は毎年1月の最初の開庁日から6月30日までとされています。期間に間に合うよう、更地にした年のうちに品川都税事務所の固定資産税班へ聞いておくのが安全です。
Q. 不燃化特区の事業は、いつまで続きますか?
区のページでは、事業期間は平成25年度から令和12年度までです。延長や変更があるかもしれないので、売る時期を決める前に、区の窓口で確かめてください。
まとめ
- 品川区で古い家のある土地を売る前は、まず不燃化特区の8地区に入っているかを、番地を伝えて区に確認する
- 木造の除却助成は、延床面積1㎡あたり最大36,000円、上限1,800万円(2026年10月14日時点)。壊す前に窓口で順番を聞く
- 敷地統合の加算は上限200万円。相続や贈与で取得した未接道敷地は、要件に当てはまるか窓口で確かめる
- 固定資産税・都市計画税の減免は、更地は毎年1月の最初の開庁日から6月30日まで。住宅に建て替えた場合は、新築した年の翌々年の2月末日まで
- 事業期間は令和13年3月31日(令和12年度の終わり)まで。金額や条件は、申請する時点の内容を窓口で確認する
品川区の土地を「古家付きのまま売る」「壊して売る」「買取にする」。どれが良いか迷っている場合は、売却の進め方を整理するところからご相談いただけます。
出典:品川区「不燃化特区支援事業」https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-toshiseibi/kankyo-toshiseibi-shien/hpg000028430.html(確認日は2026年10月14日)。

